この記事はバイオリンを演奏して生計を立てている、とあるバイオリニスト(@violin18media)が自身の経験談を元に作成したものです。
といった疑問にお答えいたします。
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独学で本当に弾けるようになる?つまずきポイント3選
実際バイオリンの独学は難しいとも言われ、私自身プロでバイオリンを教えていますが、
といってレッスンに来られる方もとてもたくさんいらっしゃいます。それでは何が難しくて皆さん挫折してしまうのでしょうか?
実際に挫折した方々からよく聞くつまずきポイントをまとめました。
1.専門用語がわからない
まず一つ目はわからない専門用語が積み重なってギブアップしてしまうパターン。
と思われるかもしれませんが、実際に独学で始めるとなると初心者向けのバイオリン教本や本、そしてYouTubeをみて勉強したりすることになります。
そうなるとそれぞれ異なる人が出版した本や教本、違う人が説明しているYouTubeを見ることになります。これがなぜつまずくポイントになるかわかるでしょうか?
実はドレミの呼び方も国によって違ったりするのです。ドレミはイタリア語で、他にはこう言った呼び方があります。↓
バイオリンは基本的にドイツ後で表記されることが多いため、ミの音が鳴る線のことをE(エー)線、ラの音がなる線をA(アー)線といったりします。しかしたまに英語表記で線のことを表現する方もいらっしゃり、英語表記だと、ミの音が鳴る線をE(イー)線、ラの音がなる線をA(エー)線といったりします。
そこで独学初心者の人は混乱します。
と言う混乱が起きるのです。
実際にバイオリン独学をする方がたくさん見ている、YouTubeのThe MioQというチャンネルはとってもわかりやすい動画ですが、配信者の美桜さんはアメリカに在中と言うことで全て英語表記のレッスンになります。そして世の中に出回っている独学本はほとんどがドイツ語表記です。こういった点からつまずきやすいですね。
また美桜さんでない、違う配信者だったとしてもわざわざ毎回「今のはドイツ語です」「今のは英語です」なんて言わないので、初心者は混乱してしまいます。
ピアノや吹奏楽部の経験などがあり、そう言った音名の違いに特に抵抗がなければ問題ないポイントだと思います。
2.調弦ができない
次につまずくポイントとして調弦(チューニング)と言って音を合わせる行為ですね。これができずにつまずく人が多いです。
実はバイオリンの調弦って本当に難しいんです。ペグといって弦を巻いているところを回してギターのように調弦するのですが、構造上バイオリンはギターなどよりもペグがとても硬く、また回ったとしても上手く止まらないという事態が起きやすいです。
調弦できないと練習すら始められませんから、ここでつまずく人が多数です。初心者の場合、調弦に2時間以上費やしたというのもザラに聞きます。
初心者がバイオリン教室に習いにいく場合、2年間ぐらいは先生が調弦してあげます。自分で調弦できるようになるのはそれ以降です。それぐらいバイオリンの調弦はとても難しいのです。
初心者でも調弦できるようにアジャスターという簡単に調節ができるネジがついているパーツも売っています。これを装着すると初心者の調弦もずいぶん楽になりますのでオススメです。
こちらを購入した後は、楽器屋さんに持っていって装着してもらうのをオススメします。楽器屋さんにもよりますが、0円〜3000円ぐらいで装着してもらえます。パーツは楽器店で買うとたいてい値段が上がりますし
などと言って、初心者でわからないのをいいことに色々と営業をかけられてしまう可能性があるため、ネットで事前購入して持ち込みがオススメです。
3.ドレミの場所がわからないから弾けない
バイオリンはギターとは違ってフレットがありませんから自分で音程を作る必要があります。そこで目印となるシールなどを初心者の時は先生が貼ってあげたりするのですが、独学だとそのシールを貼る場所すらわからずに、どこをおさえればいいかわからなくてつまずいてしまいます。
↓指のところに貼ってあるこういうシールです。
シールを貼ってもらう作業はさすがに楽器屋さんに持ち込んでもやってもらえないので、ここが一番独学者にとって大変な点でもあると思います。
しかしピアノや吹奏楽部経験者でしたらある程度音程がわかると思いますので、この点も問題ないかと思います。
独学で弾けるようになるには?
独学で上達するためのポイントは3つあります。
- 正しい教材を選ぶ
- モチベーションを保つ
- 無料の体験レッスンを活用する
順番に解説していきます。
正しい教材を選ぶ
まず、正しい教材を選ばなければ絶対に弾けるようにはなりません。独学における教材選びはいわば先生選び。逆にいうと正しい教材を選べば必ず弾けるようになります。
正しい教材選びのポイント、使い方を書いた記事がありますので詳しくはこちらをご覧ください↓
モチベーションを保つ
独学でモチベーションを保つのは至難の技です。レッスンがあっても
といった具合に、弾かなくなってしまう時期が必ずあります。
独学で弾けるようになるには、正しい教材を選び、あとはひたすら弾いて努力するしか道はありません。
私が実践していたやる気をあげる5つの方法を紹介した記事もありますので、興味があればこちらもご覧ください↓
無料の体験レッスンを活用する
ちょっと自分で練習するのも飽きてきたし、自分のやり方があっているか不安・・・という方はバイオリンレッスンの無料体験に行ってみるのはいかがでしょうか。
と思うかもしれませんが、実際無料体験レッスンは1度受講して入会はしないという選択肢をとってももちろん良いのです。体験レッスンを終えて入会するかしないかはあなたに決定権があります。
やはり、先生に実際に教えてもらうのは質問もできて一番わかりやすいと思います。
ですので完全初心者の方は一度無料体験レッスンに行ってみて楽器に触れてから、独学教材をどれにするか選んだり弾き方の確認をするというのは良い選択肢だと思います。
シアーミュージックなら、全国にお教室があり、バイオリンレッスンも完全無料で体験が受けられますので、おすすめです。
バイオリン独学のための基礎知識まとめ
以上が独学のための基礎知識でした。こうやってみたら意外と独学バイオリンもいけるかも?!と思いますよね。憧れのあの曲が弾けてしまうかもしれません。