この記事はバイオリンを演奏して生計を立てている、とあるバイオリニスト（＠violin18media）が自身の経験談を元に作成したものです。
という人の疑問にお答えします。
Contents
子供用バイオリンの正しいサイズ選び
子供は大人が使うバイオリンは大きすぎて扱えない為、子供用のサイズのバイオリンが売られています。小さい時からバイオリンを習う子供たちは基本的に大人用バイオリンではなく、分数バイオリンと呼ばれる、小さいバイオリンを使用します。
子供用のバイオリンは成長に合わせて、様々なサイズがあります。
目安としては以上の表を目安に、選んでいただければ問題ないかと思います。
と思うかもしれませんが、意外と大人用バイオリンである、4/4に達するまでに経験するサイズはこの中から3つほどです。中には小学校低学年から始めたお子さんでは、1/2から初めて、3/4に変えた後は４/４という方もいらっしゃいます。また、1/10と1/8はそこまで変わらない為、どちらかだけというご家庭も多くあります。どちらにせよ無理のない範囲内で買い替えしていくのが望ましいですね。
お子様によっては手が長かったりでこの表通りではいかないこともあります。その際のチェックポイントは二つです。
・左手の指がペグに届くか
・左手の肘が身体についていないか
左手の指がペグに届くか
ペグというのはこの部分ですね。
調弦をする際に回します。ここの一番遠いペグに左手が届かなければ、楽器が大きすぎる為、少し小さいものに変更する必要があります。
左手の肘が身体についていないか
左手の肘が身体についていないかも大切なポイントです。具体的にはここですね。
ここがくっついてしまうと自由に演奏ができませんので、その場合は一つ大きいサイズに変更する必要があります。
バイオリンの値段はいくらぐらいを選べばいい？
バイオリンの値段はいくらぐらいのものを選べばいいのでしょうか。
と思いますよね。
しかし、あまりにも安いもの(1万円)を買って、音が鳴らなかった、なんてこともありますので、ある程度のクオリティがあった方が必要なくなった時にメルカリやジモティーといったフリマアプリで売ることもできる為おすすめです。基本的には3万円〜10万円の価格帯をおすすめいたします。
購入場所のおすすめ
購入場所は1/2以下のサイズのものは楽器店でサイズ感を確認してインターネット購入がおすすめです。
子供用バイオリンの価格帯の楽器でしたら、同じものを購入するのに楽器店の方が割高になってしまいます。最近は梱包も丁寧にされており、安心して購入することができますので、インターネットで買うことをおすすめします。
しかし、サイズ感が全くわからない場合は楽器店で一度構えてみてサイズ感をみてからにしましょう！
２歳や３歳から始める場合で、明らかに身長が100cm満たない場合は、1/16以外の選択肢はありませんので迷わず1/16を購入して大丈夫です。
3/4ぐらいになってくると、個体差も出てきて楽器ごとに音が変わってきますので、インターネット購入ではなく、楽器店でしっかりと試奏して、気に入った音色のものを選びましょう。
3/4や4/4の楽器購入を考えている方向けの選び方の記事はこちら↓
購入する際の注意点
セット内容の確認
初心者の場合は、セット内容を必ず確認しましょう。インターネットで買ってみて実際に送られてきてから
となると、すぐに練習することはできません。
そうならない為にも以下のセットが一緒かどうか確認してから購入しましょう
・松脂
・肩当て
・弓
・楽器ケース
・譜面台（なくても可）
・チューナー（アプリで代用可）
基本的に書いてなければ付いていないと思って間違いないと思います。初心者の人はケースや弓は基本的についているだろうという先入観がありますので、必ず確認しましょう！
できれば付き添いを先生にお願いする
バイオリンは大きな買い物です。3/4以上の楽器は段々音色の個体差も出てきますのでできるだけ付き添いを先生などにお願いすることが大切です。
自分だけの視点ではなく、聴いている人の感想も大切になります。また、弾ける人に弾いてもらって自分がその楽器の音を聴いてみるというのも重要です。
子供用バイオリンの選び方まとめ
子供用バイオリンの買い替えってどんどんお金がかかってしまいますが、中にはフリマアプリなどを利用した節約方法もあります。
