この記事はバイオリンを演奏して生計を立てている、とあるバイオリニスト(@violin18media)が自身の経験談を元に作成したものです。
という方の疑問にお答えいたします。
もしまだ独学に関する基礎知識の記事を読んでいない方は先にそちらの記事を読んでからこの教材おすすめランキングをご覧になるとさらに理解が深まります。
Contents
1位:楽器セットのヴァイオリンレッスンDVD
私が初心者にもし今から戻るなら、必ずこの教材を選択します。なぜならこちら↓の記事で解説した初心者のつまずきポイント3つを解消してくれる教材だからです。
初心者のつまずきポイント3つ
1.専門用語がわからない
2.調弦ができない
3.ドレミの場所がわからないから弾けない
DVDと教本がセットになっていることによって、専門用語に振り回されることもなく、調弦のやり方もとても丁寧に解説されています。特に、YouTubeなどではチューナーの画面も一緒に掲載してくれているチャンネルはないので、わかりやすいです。↓
また独学のための基礎知識で紹介したアジャスターが元から楽器についているので、楽器屋さんに行く必要もありません。
しかも一番私が素晴らしいと思ったのは、シールを代わりに貼って楽器を送ってくれるところ!このシールを貼ってもらえるサービスさえあれば、独学でも自分で始めることが可能です。
このサービスを利用するには申込画面の備考欄で「シール貼り付け希望」と書く必要性があります!備考欄は申込入力画面を進んでいって郵送方法などを選択する画面にありますので忘れずに記入しましょう!心配な方は電話申込もOKです。
と思うかもしれませんが、計算してみたら意外とお得でした。
公式サイトにある「お得ですよー!」という表は以下のものなのですが、
正直、20万円お得!は言い過ぎだと思いました。(小声)
なぜなら、雑費2万円で講師へのお中元やお土産お歳暮代とありますが、そんなものは必要ありません。実際に教えている講師が言うので間違いないです。
楽譜代も一曲毎に2,200円とありますがそんなに高くないです。教室で使う教材はせいぜい1年間で高くて6,000円ぐらいかと。
あと、楽器レンタル代57,200円とありますが、そんなにかかりません。というか私が初心者の生徒さんに絶対オススメする楽器でも54,000円ほどでレンタルではなく購入が可能です。
ですので、何度もいいますが17万円お得!は言い過ぎだと思います。
が、それを差し引いても15万円ぐらいはお得かなと思いました。しかも、違う教材を安く揃えたとしても、結局独学取得できずにレッスンをお願いすることになれば、お教室の入会費とレッスン代で10万円は簡単に数ヶ月で超えてしまいます。
と思いますよね。実際この教材だと、ついてくる楽器良いので、もし辞めてしまってもメルカリなどのフリマアプリやジモティーなどで売れば、楽器だけでも1万〜4万ぐらいで売れると思います。
さらに教材も付ければだいぶ元は取れると思います。
チューナーや譜面台といった備品もついておりますので、トータルで考えてもかなりお得なセットだと思いました。
この教材は大人向けです!お子さんなどにバイオリンを習わせたい場合は楽器の大きさも異なってきますのでこの教材は辞めた方がいいです。お子さんの習い事の場合は独学ではなく必ずお教室に通うようにしましょう。
2位:教材のみのヴァイオリンレッスンDVD
1位の教材がやはりオススメですが、少しでも値段を抑えたいなぁと思う方は楽器だけ別で購入してDVDと教材セットを買うことをオススメします。
私が生徒さんに必ずオススメするバイオリンは先ほど紹介したGrazioso 「GV-1H」ですがこちらの楽器の少しお安い版というのも販売されており、弾いてみましたが特に問題なく演奏できました。36,000円ですのでだいぶ価格を抑えることができます。
しかも私の体感では、よくオススメされているYAMAHAの初心者セットや、SUZUKI(鈴木バイオリン)の初心者セットよりも値段が安く、格段にいい音がしているなと感じます。
おすすめのバイオリンはこちらをご覧ください↓
楽器を36,000円に抑えて、先ほどの教材を楽器無しですと32,780円(税込)で購入することができます。そうなると計68,780円ですので1万円ほど抑えられるかと思います。
楽器なしの教材のみの購入も、下のリンクから飛んでホームページ上のタブを「ヴァイオリン教本&DVD」を選択することで購入が可能です。
しかし、この教材は楽器別ですとチューナーと譜面台がついていません。
またさっきの36,000円の楽器の方で肩当てをつけると39,519円となりますので、そちらも含めるとキャッシュレス決済したとして、70,660円になります。
ただ私としてはやはり、楽器セットにすることによって、音程のシールを貼ってくれるサービスがあるため、どうせお金を払うなら楽器もランクアップしますし楽器セットにした方がお得かなと思いました。
もっと安く楽器を手に入れたい方は、フリマサイトや中古の楽器を選ぶ上で大切なこともまとめましたので、こちらの記事も参考にされてください↓
https://strings-violin.com/ord/
3位:YouTubeを活用する
それでもやはり値段を抑えたい、楽器をすでに持っているという方はYouTubeを活用するのが一番良いかと思います。またピアノや吹奏楽の経験があって、上のつまずきポイントでそこまでつまずかなそうな自信がある方もこちらの方法はいいと思います。ここで大切なポイントが2つあります。
- YouTubeで紹介されている教本以外は自分で買わない
- 決めたら一つのチャンネルを見続ける
ということが大切です。なぜ上記ポイントを守るべきか解説します。
YouTubeで紹介されている以外の教本を使うと、つまずきポイント1で説明したように、専門用語で混乱してしまいつまずいてしまいます。
YouTubeチャンネルで「教本を一緒にやりましょう」と言った場合の流れの場合は、同じ教本を購入して、説明してもらいながら教本を進めることができるため、オススメです。
また、決めたら一つのチャンネルを全て見るという点も大切です。
途中でいろいろなチャンネルを見てしまうと、
という疑問が生まれます。なぜならバイオリンには大きな括りでの決まりはありますが、細かいメソッドややり方、呼び方、選び方全てにおいて十人十色の方法があるのです。
ですから、いくつか最初に動画を見て、「なんとなくこの人の動画なら見れそうだな」という人を決めたらその人の動画を、ある程度の知識がつくまでは見続けましょう。
ある程度の知識がついてから違うチャンネルに移行するのはもちろん良いと思います!
YouTube独学のおすすめチャンネル
The MioQ 美桜さん
上記でも紹介しました、The MioQというチャンネルはとってもわかりやすい動画です。美桜さんの英語まじりの言葉でも問題ない方はこちらのチャンネルをおすすめいたします。動画も1から順番に見ていけば取得できるようになっておりますので、自分は何を習えばいいかもわからないという方にもおすすめです。
Nozomi_Violin チャンネル
バイオリニストの藤原望さんのチャンネルのバイオリンレッスン講座もオススメです。こちらのチャンネルは美桜さんのように1から全て教えてもらえるという訳ではないですが、現役のバイオリニストがわかりやすくレクチャーしてくださいます。完全な初心者の方はまず「バイオリン講座5【初心者】」からみて、そのあとは自分のレベルに合わせて動画を選択していく必要があります。
Kuboki Violin Channel バイオリン上達
こちらも現役バイオリニストで、オーケストラプレイヤーでもある久保木さんのチャンネルです。こちらも大変詳しくレクチャーしてもらえますが、美桜さんのように順番にみていけばOKという形ではありませんので、こちらも自分に合わせた動画を選択していく必要があります。女性ではなく男性に教わりたい!という方にもおすすめです。
教材購入とYouTube以外でバイオリンを無料独学する方法
YouTubeで独学は自分にできるか不安だけど、1位2位の教材を買うほどのお金はない・・・。という方はバイオリンレッスンの無料体験に行ってみるのはいかがでしょうか。
と思うかもしれませんが、実際無料体験レッスンは1度受講して入会はしないという選択肢をとってももちろん良いのです。体験レッスンを終えて入会するかしないかはあなたに決定権があります。
やはり、先生に実際に教えてもらうのは質問もできて一番わかりやすいと思います。
ですので完全初心者の方は一度無料体験レッスンに行ってみて楽器に触れてから、独学教材をどれにするか選ぶというのは良い選択肢だと思います。
シアーミュージックなら、全国にお教室があり、バイオリンレッスンも完全無料で体験が受けられますので、おすすめです。
バイオリンの独学教本ランキングまとめ
以上がオススメのバイオリン独学教本でした。基本的に本屋さんに売っている「完全初心者向けバイオリン」といった本を私はオススメしていません。なぜならやはり完全独学初心者ですと映像のレクチャーがなければ難しすぎるからです。
こういった初心者向けの独学本を購入したあとで結局独学できずレッスンにいらっしゃる方が多くて本当に悔しい気持ちになります。